Nスクエアのこと

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Nスクエアの建築素材CLTのこと

繊維方向をクロスさせて重ね、接着剤で圧着した木質材料で、「直交集成材」とも言われています。
板を交互に合わせることで互いの層を抑え合うことから収縮が少なく、コンクリートに匹敵する強度が出せる建材です。

組み合わせにより壁や床など幅広く使用でき、コンクリートのように現場での型枠作業などの工程が不要。また、くり抜きや裁断も自在であるため、応用度が高い素材です。

接合には金具が使われますが、シンプルであるため設計と施工両面での省力化が可能である。例えば、日本初のCLT構造の3階建てアパートは、鉄筋コンクリートなら通常1カ月弱はかかるところ、ほぼ丸1日で構造体が完成した例もあるそうです。

従来の木造建物では、柱や梁など線材により構造を支えていましたが、CLTでは、壁や床などへ利用して「面」で構造を支える仕組みです。

また木材の繊維方向を交互に貼り合わせる工法による素材であるため、木材特有のねじれ、割れなどを防止します。
CLTは構造躯体として建物を支えると共に、断熱性や遮炎性、遮熱性、遮音性などの複合的な効果を得る事も期待できます。

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