Nスクエアができるまで

システムズナカシマの株主であるナカシマホールディングス社長の中島基善が休日に自ら運転して吉備高原エリアで建設候補地を探し、吉備新線道路沿線で唯一の空き地を発見。吉備高原の中心地であるきびプラザから徒歩１０分と好立地であり、早速用地買収に取りかかりました。

無事に取得はできたものの、残念ながら非定型の角地で半分が丘陵地のため、まともな建物を計画することが難しく難儀していました。そうしたところ、吉備中央町スーパーシティ申請でご縁のあった隈研吾先生にデザインを依頼したところ快く引き受けていただきました。

早速隈先生自ら現地を視察され、森に囲まれた環境を考慮したデザインを提案いただきました。まさに隈先生が提唱される「負ける建築」そのもののデザインとなっています。一見奇抜なデザインですが周りの森とも馴染んでいることが分かります。

岡山県産檜を使ったＣＬＴを最大サイズでふんだんに使用した奇抜なデザインとなっています。設計者にとっても建築会社にとっても初めての試みであり、大きなチャレンジとなりました。建物というよりアート作品といったほうがふさわしい建築物となっています。

アートの中でコワーキングができるという格別の環境の提供を目指しています。